沢渡日記

日々徒然

20171003

朝、六時。雨が降っている。お蕎麦を茹でようかと思いながら挽肉ともやしを炒める。ゲランド塩だけで味付け。卵焼きを焼いてブロッコリーを茹でる。出来たものを順番に朝ごはんとして食べる。トラウトサーモンを焼く。モノトーンのボーダーニットと緑のタイトスカートにアイロンをかける。象牙のネックレス、金の大ぶりのピアス。今日は寒そうだ。クローゼットから暖かいインナーを出す。昨日の夜、ヨガに行った。十月から先生が替わっていた。昼のクラスで好きだなと思っていたひとだった。褐色の肌、エキゾチックな顔立ち、女性的な身体のライン。美しいと思った。インドのじっとりした湿度の中に立つイメージが浮かんだ。ヨガの先生は女っぽいひとがいい。個人的かつ原始的な作業だからか。静かな声に導かれながら、手足を伸びやかに動かした。玉の汗が二の腕やふくらはぎに次々と浮かんだ。ふと、人前で官能的に身体を使うのが許されているのはダンスとヨガだけだ、と思った。趣味や考え方の傾向から、自分は官能への欲求が高い方かもしれない。官能は性的なことに似ているけれど少し違う。それは自然の中にも音楽の中にもあって、自分を放して混ざり合うイメージに近い。