沢渡日記

日々徒然

20171031

朝、出掛ける十五分前に起きる。一瞬で事の自体を理解し、アイロンを温めて顔を洗い歯を磨く。下地を済ませて眉を描く。黒のタイトスカートを出してキャメルのボーダニットにアイロン。着替えを済ませて髪を梳かし、冷凍庫から冷やご飯をひとつ出してバッグに入れる。MA-1を羽織るとちょうど出掛ける時間だ。昨日の夜、友達とお茶。髪を切っててかっこよかった。ぱりっとした髪質のツーブロックって好きだ。ほっこり彼氏募集中なのに、何故かマニアックなひとに好かれるわ、と話すと、活動エリアにほっこり系が生息してなくない?と返ってきた。確かに。周りはオーディオオタク、レコードコレクター。私が好む音楽の場には男の人が多いけれど、個性が強そうな人ばかり。そもそもクラブって暗くて姿がはっきり見えないし。店主が一眼レフを持っていて、持たせてもらう。ずっしりと重い。一枚撮っていいよといわれて、えーフィルムなんでしょといいながら店主の横顔をパチリ。カメラ楽しいよ。二人ともニコニコいう。わかるよ。でもどっちかというと被写体の方が好きだなと思った。…さんさー、結婚詐欺師になれは?と彼が涼しい顔でいう。相手にフォーカスして欲しいもの提供するの得意じゃん。やだよ。私は答えた。別にお金がほしいわけじゃないし、ぬか喜びさせて相手を傷つけるなんて。誰かと一緒にいる間、相手がちょっと幸せになればいいなと思っているだけだ。じゃあ劇団に入れば?マニアックな小劇団がいいんじゃないかなぁ…と彼にいわれて、ますますほっこりから離れるわ!と笑った。