20171113

朝、目覚ましとiPhoneのアラームでゔぁぁぁぁと唸りながら起きる。家にいただけなのにダラダラ夜更かししてしまった。カーテンを開けると晴れ。寒い。あったか靴下をはきながら、月曜に寝不足じゃない朝は一割を切っていると思う。よくないよくない。出勤前スタバに寄ってコーヒーを飲みたいと夢を抱いて半年経過している。白米がお昼の分しかないのでお蕎麦を茹でる。納豆と海苔を添える。昨日買った生ラーメンも食べたいな…と迷ってやめる。爪の色にあわせて茶系コーデ。というよりアイロンがけの時間がないだけ。メガネはチタンの二色フレーム。マスタードのストールをぐるぐる巻きつけてグレーのパンプスをはく。昨日の夜、里芋を届けた友達と喫茶店に行った。ふたりで向かい合ってフレンチトーストを食べた。ラテを飲みながらぼそぼそと取り止めのない話をした。 ゆっくり会うのは前の恋人と別れた頃以来だった。本当によりは戻らないのかと彼女は聞いた。ないかな…と私は答えた。相手は愛情をうまく表に出せない人だった。何かが阻害しているように思えた。でもそれは私には届かない領域で、空回りしてばかりいた。私は彼に何もできなかったのだ。愛って能力なんだよね、と私はいった。話しながらまた悲しくなった。私も昔、同じように能力がなかった。そのことで過去の恋人を何人も悲しませたのだ。でもいつか彼の心に愛が生まれるといいと思ってるよ。そういうと、うん…と彼女は頷いた。彼女の話を聞くトーンは相変わらずで、深く、静かで、ゆったりとしていた。揺りかごに揺られているような気持ちになるよ。私がそういうと、彼女は弱く笑った。彼女は意図せず身近な人に必要とされすぎてしまう。それは幸せなことなのだろうか、それとも。考えてみたけれどわからなかった。ねえ、スプーン貸して。あぁ、使いな、全部飲みなよ。私はニコニコと頷いて、マグの底に溜まった泡を掬って飲んだ。