20171121

朝、六時半、晴れ。寒い。昨日の深夜までの残業で頭が変に冴えたままだ。今日は珍しく昼も夜も女子と約束なので、いつもよりクラシカルな装いにする。アクセサリーもゴールドの華奢なもの。でも羽織るのはMA-1。今年初めてのブーツを箱から出す。仕事のスケジュールを思い浮かべる。わりと重めの仕事が多い日だ。時間配分に気をつけなくてはならない。夜の予定の前になんとかヨガに行きたい。ヨガウェアの準備もする。ランチがしっかりなので朝ごはんは適当に済ませる。昨日の夜、全く仕事が終わる気配がなかった。残業を決め込んで、デパ地下で買ったちょっと高級なお弁当を食べて、セブンでラージサイズのコーヒーを買って事務所に戻った。上司との面談のための資料の手直しが今日までで、唸りながら文章を作っているとSNSでメッセージが入った。好きなひとからだった。残業がんばってくださいね！とあった。フニャフニャと力が抜けてしまった。あ〜嬉しくてもう仕事にならな〜い、と三十分近くぽやっとしていたが、せっかく励ましてくれたのに本末転倒だと思い、仕事に取り掛かった。それにしても、がんばってと一言いうだけで、それが彼にとっては一言添える程度の気持ちの言葉だったとしても、こんなに私を喜ばせる。すごいことだ。私も彼にとってそうなれたらいいのにな。結局、事務所の最終退場者になってしまった。遠く向こうの部署の男子に一緒に出ようと声をかけ、フロア中の電気を消して施錠してビルを出た。おつかれ自分。