20171122

朝、六時半、晴れ。寝坊だなぁ…と思いながらお米を研ぐ。炊飯のスイッチを押して服を選ぶ。フューシャピンクのニットにアイロンをかける。アクセサリーはピンクゴールドにする。座って食事する時間はなさそうだ。卵を焼きながら納豆ご飯を食べて、卵焼きを食べながらもやしを炒める。その後豚肉を焼こうと思ったけれど時間切れ。焼きもやしをジップロックに移して冷蔵庫へ入れる。MA-1を羽織り白のニットキャップを被ってバタバタと家を出る。昨日の夜、友達の誕生日を祝った。彼女が好きな花屋で、春の野原みたいな花束を作ってもらった。バーでワイングラスを合わせて乾杯。彼女は喘息をひと月ほどこじらせていて、ようやく回復してきたといった。ねえ、みてこれ。ひと月前に撮った恋人との写真を見せてくれた。ふたりでニッコリしているけれど、彼女の口元だけ微妙にへの字口で笑った。咳するの堪えてたでしょ。そうなんだよー。店主の女性がロウソクを立てたケーキをしずしずと運んできた。花束を渡して皆でお祝いの時間。カットしてもらったケーキを食べながら、好きな人できたよ、と報告した。偉いわ、と彼女は呟いて、えっ?と聞き返すと、ちゃんと出会うために動いてる、といった。同じだよ、と思った。たくさんの人に会って知り合いが増えても、その中で縁のある人はほんの一握りだ。ただ、流れに身を預けながら兆しに敏感でいれば、大事なひとを見逃さない気がする。その人のどういうところが好きなの?と彼女に聞かれて、うーん…品があって色っぽいのよね、と答えた。正直よくわからなかった。色っぽいの大事だよね、彼女はニヤリとしてワインを飲みきった。もう一杯飲む?ワインリストを手繰り寄せて二人で眺めた。