20171123

朝十一時、晴れ。いい加減起きるかー。ベッドの中でヨガの予定を確かめる。一時半だ。ストーブをつけてキッチンに立つ。卵を割りほぐす。シメジの石づきを切り落として小分けにする。豚肉を解凍する。なんとなく焼いたり炒めたりしておかずを何品か作る。冷凍ごはんを解凍し、朝昼兼用ごはん。窓の外を見て服を選ぶ。休日なのでラフに。黒のコーデュロイパンツと白のニット、メガネは黒と鼈甲のセルフレーム。昨日の夜、赤提灯の下がる居酒屋へ行った。店の中には懐かしい歌謡曲がかかっていた。こういう雰囲気でお酒を飲むのは久しぶりだった。カウンターの隅でお湯割を飲みながら、ポテサラや辛みこんにゃくをつついた。最近仕事がきついんだよね…一緒に住んでるのに親孝行できてなくて…と人間味溢れる話題。そんなことないよ!でもさぁ…と語っていたら、中島みゆきの糸がかかった。糸はいいねぇ、糸はいい。隣に座った男性が何度も呟いた。このまま確固たる愛を得られずに、場当たり的な楽しさだけで生きてくのかなぁって思うんですよね。友達がいった。わかるよ、私は答えた。この先それが死ぬまで得られないなら今回はもういいです、次の世に行きたいです、って思うことあるよ。でもねぇ…もらうだけで満たされるのってやっぱり難しいと思うな、求めてる形が相手に正確にわかるわけでもないしさ…いいながらふと、それがわかるとしたらホストか詐欺師だと思った。プロとは関わりたくないな、人の心の成り立ちを知りすぎている。やっぱりさ、こっちから愛をあげていくしかないんじゃないかな、あげた分だけ自分のほしいは減ると思うんだよねぇ…隣で友達はうん、うんと頷いていた。お湯割に口をつけるとすっかりぬるくなっていた。