沢渡日記

日々徒然

20171128

朝、晴れ、寒い。六時に目覚ましで起きたのに二度寝してしまう。寒い季節はなかなか起きられないのが常だ。キッチンで冷凍庫から鯖を出して焼き、クミンを振る。卵を焼く。焼きブロッコリー紅白なます、白米にはたっぷりの白ごまと塩昆布。お弁当の残りと納豆ごはんで朝食。昨日作った長葱のお味噌汁を温めてゆっくり飲む。美味しい。ホッと息をついて窓の外を見る。冬が始まったんだなと思う。昨日、仕事明けにハードヨガへ。日中から頭の芯がちりちりと緊張していた。なかなか思うように仕事が進まなかったせいだ。シャバアーサナで目を閉じた頃、ようやく心がほどけた。シャワーを浴びてから湯船にゆっくり浸かった。手足がお湯に溶け出していくような錯覚。頭の中がぼんやりと霞んだ。杯を合わせたとき、これからもよろしくお願いします、と彼はいった。私は一瞬未知の目をした。そして、ありがとうございます、と答えた。時間を区切るように。こちらこそ、と軽く答えたくはなかった。そしてつい、体言止めみたいな態度になってしまった。自分はいつもそうだ。流れている音楽の話をしながら、これからも、というのはどういう意味なのだろうと思っていた。これからも今のような距離感で、という意味なのか。もしそうなら、彼が描くこれからを私は守りたいと思った。それが彼を一番大事にすることになるのなら、私は彼に好きだと伝えないかもしれない。