沢渡日記

日々徒然

20171214

朝、晴れ、寒い。鏡に向かうと顔が紙のように真っ白で、まぶたがむくんでいる。昨日の日本酒がまだ残っているのか頭がぼんやりと重い。キッチンに立って冷蔵庫から岩海苔の瓶を出してスプーンで掬って一口食べる。ひどく甘く感じる。食欲がないのでお豆腐半丁と蒸した人参で朝ごはん。賞味期限が切れそうな卯の花を鍋に入れてほぐし、茹で大根と鰹節とカレーフレークを混ぜ込んで簡単カレーを作る。フムスみたいな食感だ。卵焼きを作って白米に白ごまを振ってお弁当とする。白のニットを着てから、思い直してフューシャピンクのニットに着替える。アクセサリーの判断がつかず、ポーチにピアスを何種類か入れて家を出る。昨日の夜、ヨガとお風呂の後、友達のいるエスニック料理屋の前まで行った。外から覗き込んだらぎっしり混んでいたので、近くにあった焼肉屋にふらりと入った。少しベンチで待たされてからカウンターに案内された。七輪にガツと玉ねぎを乗せてじゅうじゅう焼いた。熱燗をちびちび飲みながら合間にチャンジャをつまんだ。内臓系を欲する夜だ。仕事帰りのくたびれたサラリーマンみたい。まあ間違いではないんだけど。隣に座ったおひとり様が鼻筋の通った西洋系の美人で、スマートフォンで漫画を読みながらガンガン軟骨を焼いていた。最高だなと思った。冷麺を頼んで、待っている間にSNSで友達の猫画像を眺めたりした。出てきた冷麺のスープが絶品で、無になって麺をすすった。食べ終わってから付け合わせのキムチを入れ忘れたのに気づき、日本酒の続きを飲みながらつまんだ。あぁ好きなひとに会いたいと思った。今夜も和やかな夜を過ごしているかな。七輪のちりちりという音を聴きながらぼんやりしていたらすっかり酔ってしまった。