20171226

昨日の夜、瀟洒なマンションの最上階に遊びに行った。ドアを開けるとジャックラッセルテリアがぴょんぴょん出迎えてくれた。私はテイクアウトしたカレーの容器をこぼさないように保ちつつ、お邪魔します、と小さな声で声をかけた。散らかっててごめんねー!まず犬にご飯あげていい?リビングから美女の声が聞こえた。美女は専業の愛人で、さっき知り合った。友達の友達だった。私が行こうとしていたカレー屋の近くに彼女は住んでいて、じゃウチに遊びにおいでよ、と声をかけてくれた。面白そうなので一緒にタクシーに乗り込んだ。ダイニングでカレーを食べてから、リビングのソファーに移って二人で芋焼酎の水割りを飲んだ。キングスマンを観ながらジャックラッセルテリアと遊んだ。最初は興奮して動き回っていたけれど、だんだん慣れてきて落ち着いたようで、寝そべって私の指をずっと舐めていた。その後ワールドビジネスサテライトビットコインのニュースを観た。美女は政治や経済に詳しかった。合間に何度か彼女の恋人から電話が入った。パリッとした大きな声が電話越しに聞こえて来た。子供みたいに楽しそうに彼女は話した。ジャックラッセルテリアが膝にぴょんと乗っかって来て、私の唇をぺろぺろ舐め出した。大好きのやつだねー、彼女はニコニコ笑った。…ちゃんは彼氏いないの?そう聞かれて、今いない、と答えた。えーなんで、こだわりがあるの?と彼女は不思議そうにいった。そう見えるの、と私は笑った。普通だと思うけど…あぁ普通ではないか…。前の恋人のことをちらりと思い出した。深夜、また遊びに来て、と惜しまれつつ彼女にタクシーを呼んでもらった。ジャックラッセルテリアに挨拶するとキョトンとした顔をした。