沢渡日記

日々徒然

20171227

昨日、仕事を定時で切り上げてバタバタと皮膚科へ。受付で一時間半待ちといわれたので、フロアを抜け出し、近くのお店まで取り置きしている黒のベレー帽を取りに行った。カウンターで友達と立ち話をしてから、そーっと病院の待合室に戻った。結局、薬局を含めると二時間以上かかり、最後のヨガのクラスに間に合わなかった。寒いし寝不足だし鼻水でるし…帰ろ。帰宅して、長ネギや大根を刻んで味噌汁を作った。牛蒡とひき肉の炒め物に半熟の目玉焼きを乗せ、冷凍ご飯を解凍して焼き海苔を添えた。食後に林檎を半分。かちゃかちゃと食後の洗い物を終え、少し考えてから前の恋人に連絡を取った。気になるコンタクトがあって、何かいいたいことがあるのかもしれないて思っていた。年末だしスッキリしてしまいたかったのだ。深夜にかけて久しぶりに彼と話した。淡々と迷いなく言葉を選ぶところは変わらないなと思った。彼は普段めったに本音をいわない人だけれど、今夜はいつになく素直だった。彼と私はまったく同じ気持ちでいた。相手に何もできなかった無力感が大きすぎて、もう会えないと思っていた。…ちゃんとゆっくり話したい、と彼がいった。話したいことがあるのかと私は尋ねた。普通の話がしたい。彼はポツリと答えた。それは私たちにとって遠い憧れのようなことだった。いつも話す時間が足りず、すれ違ってばかりいた。宇宙に一人ずつぽっかり浮かんでいるみたいに孤独で、別れるしかなかった。…いいよ、普通の話しよう、私は答えた。