沢渡日記

日々徒然

20180101

朝七時半、晴れ。両親と新年の挨拶。お屠蘇で静かに乾杯する。お雑煮は餅ぬきにしてもらう。伊達巻、昆布巻き、なます、黒豆。食事をしながら伊勢神宮の番組を観る。まだ行ったことないんだよなあ…。宮司が静々と歩く姿を眺めながら、ふと以前の恋人を思い出した。神聖な印象のひとなのだ。お昼は宴なので、人が集まる時間などを確認する。昨日の夕方、妹に会った。大晦日のスタバは混んでいて、ショーケースでケーキを選びたいという妹にオーダーを頼んだ。ドリップコーヒーのホット、トールサイズをマグで。奥の二人掛け席でしばらく待つと、マグ二つとチョコレートケーキをトレーに乗せた妹が来た。何にしたの?スターバックスラテ。アウターを脱いだ妹はいつもどおり服の合わせ方がめちゃくちゃで、でも私に会うのに精一杯オシャレしてきているのがわかった。そういうところが本当に可愛い。二人で会うときは最近の顛末を話すのが通例だ。妹はこの一年で今の仕事を本格化させて、堅実で目標に即した動きをしてきたようだ。彼女の思考回路は女を感じさせない。ロジカルで男寄り、クールなのだ。お客さんにお歳暮たくさんもらうんだ、毎日高級菓子ばっかり食べてる。あっチョコレートケーキ食べる?そう聞かれて私は笑って首を振った。それから二人で、一日のうちでボーッとする時間が長すぎるという話をした。仕事から帰って来たら、まずコーヒーを淹れて三十分虚脱しないと次の作業ができない…。妹がそういって私は笑った。同じ!日中集中しすぎてるんだよねと私はいった。よくセブンカフェのコーヒーで虚脱休憩入れるよ。あ、セブンカフェ美味しいんでしょ、今度飲んでみよ。彼女はニコニコした。それから私の恋の話など。えっ…そんなことって本当にあるの?彼女は驚いた顔をした。私は頷いて苦笑いした。マグに口をつけながら、あー、と思った。今年はつくづく色々あったよな。得るものも大きかったし、結局は捉え方次第なのだろう。まだ伸びしろがある、自分にそう思えるのはいいことだ。スタバを出て一緒にスーパーへ寄った。しめ縄飾りどうしよ、買わなくていいかなぁ、うちさぁまだクリスマスツリー出てるんだよ、彼女はカラッと笑った。