20170104

朝八時半、朝食の後にコーヒーを飲みながら荷造り。ニットにアイロンをかけながら、もう一度観たかった録画の相棒を流す。正義に基づいて金の亡者たちに次々と制裁を下す外事担当官の話。ロイヤルブルーの飛ばない蜂を使った伝統的な殺人方法に唖然とした。わざわざ東南アジアの現地から取り寄せたのか?でも最後の埠頭のシーンですっかり彼に魅入られてしまった。真摯も行きすぎると狂人の域に達してしまう。法の下でなければ右京さんだって多分同じだ。大河内監察官が特命の部屋へ忠告しに来た時のラムネガリガリがよい。ピルイーター。実はラムネ。荷造りを終えるとコーヒーはすっかり冷めている。藍染のコーヒーカップにもすっかり慣れた。窓を少し開けて、柚子を手にとって匂いを嗅ぐ。昨日の夜、戦国武将を紹介する番組を観ていた。常陸の不死鳥と呼ばれる日本一弱小の武将がいて、彼は優秀な家臣と連歌と宴によって支えられていたそうだ。面白い。逆に強いよ。強いというか人間的な魅力だね。見ている分には戦略的で立派な武将はかっこいいし好きだけど。少し前に会った夫婦稼業をしている夫氏のことを思い出した。オレ一人じゃ何もできないからさ…。それを聞いてびっくりして、そうか役割分担なのか、と気づいた。誰にでも得意領域ってある。戦国武将だって大義のために妻をはじめ多くの家臣に支えられているわけだし。ふと、一人で全部を賄おうとするとコンパクトにならざるを得ないんだな…と思った。母がもう寝るよーといって寝室に向かった。ハーイ、と返事をしてテレビのボリュームを下げた。番組が終わって、お風呂でゆっくりお湯に浸かった。よく知っている誰かが側で眠っているのはいいと思った。誰かの気配の中で深く眠るのも。安らかで、不足がない。ふとそういう相手が欲しいと思った。あ。お風呂に持ち込もうと用意したペットボトルの水をリビングに置き忘れた。長風呂するつもりだったのにな。