沢渡日記

日々徒然

20180114

お湯の中でぱちっと目が覚める。またお風呂で眠ってしまった。三十分は経っていないはずだ。ザブンともう一度首まで浸かって温まり、髪を拭きながら出ると朝の七時だ。iPhoneを確かめると恋人から連絡が入っている。お風呂で寝ちゃったと返事をする。ネイビーのフリースを着て、ステンレスボトルから白湯を耐熱グラスに注ぐ。グラスを伏せていたことに気づかず、テーブルの上に盛大にこぼす。タオルで拭きながら、フラフラで何が何だかもうわからないと思う。徹夜は久しぶりなのだ。昨日の夜、バーで隣り合わせた人とイベントへ行くことになった。二人でタイムスケジュールを見ながら、どうします?と話した。一杯お酒を飲みきって、寒いからタクシーで行こうとまとまった。彼は腕時計を見ながら少し顔を出す程度かな…と呟いた。お店終わるの待っててくれたら一緒にいけるよ?と声をかけてくれた店主に、やっぱり先に行ってるね!と手を振って店を出た。イベントはきらびやかで、大人の夜の遊園地のようだった。深夜になるにつれて場は賑やかになっていった。ばったり会った女友達とカレーを食べたり、気まずくなっていた男友達と何気なくおしゃべりした。飲み物を持ってラウンジを歩いていたら、DJに声をかけられた。しばらく見ないからオレたちに飽きてどっか行っちゃったのかと思ったよ、と彼がいって、えー、と私は笑った。いつもクールな人だから意外だった。だいぶ酔ってるのかもしれない。居なくなりそう、と思わせたのは私の振る舞いなのか。相手がさみしいのはイヤだなと思った。本領発揮してないんじゃない?と彼にニヤリとされて、混みすぎてて踊れない…と笑った。それからフロアに戻って踊った。気づいたら明け方の四時半になっていた。