沢渡日記

日々徒然

20180219

昨日の夕方、ヨガとお風呂の後で静かなカフェに寄った。ボーっと考え事がしたいだけだし、真っ直ぐ家に帰ってもよかった。でも自分の部屋ではない場所でしたいような気がした。昼間コーヒーを飲んだしなぁ…メニューを眺めて少し迷って、カフェオレとトーストを頼んだ。いつもの松浦弥太郎先生の本をめくった。さざ波のようなざわめきの中でぼんやりと考え事をすると、いつもより内容が少し上質な気がした。場所によって考えることは変わるなと思った。それで相手が幸せになるかどうか考えましょう。フレーズを頭の中で何度か繰り返し、本を置いてカップに口をつけた。トーストに苺ジャムを塗って食べた。もちろんそうしたいとは思っている。でも相手の受け取り方によるなと思った。私は私の尺度でしか動けない。思いやりを持ちたいなぁ…もっと深く。七時に宅配便が届くからゆっくりしていられない。でも、しばらくここでぼんやりしていたいなぁと思った。中間地点。どこでもないあわいの場所。ぎりぎりまでねばって席を立った。会計をしながら、ここの店主はいつもフラットな目をしていて安心する、と思った。誰にでも等間隔なのがいい。家に帰って荷物を受け取り、白湯でサプリメントを飲んだ。肌が乾燥しているのは週末の不摂生のせいかもしれない。寝支度を済ませてから、仲のいい人から借りているドキュメンタリー映画のDVDを観た。茫漠とした人間ドラマで、だんだん気持ちが塞いできたので途中でやめてケースにしまった。貸してくれたのは私に趣味や性質がそっくりな人だ。映画のテイストはキライではないけど今日の気分の問題だな。来週には返そうと思った。テレビに切り替えてアンナチュラルの録画を観た。三度目。このドラマはくっきりしていて義がある。そこが好きだ。