20180305

昨日の夜、ヨガの後にチェーン店の餃子屋に入った。カウンター席に着き、餃子とカレーのセットを頼んだ。真っ白な蛍光灯、狭い店内。お客さんはおじさんかサラリーマンしかいなかった。ハイゲージのグレーのVネックニットを着て、ストール代わりに白いマフラーを肩にかけた自分は、その場で浮いていた。周りがそわそわしているのが分かった。 背もたれのない椅子だったから、私はスッと背筋を伸ばして座り、餃子を酢醤油につけて食べ、カレーをスプーンで掬った。場違いな場所に居るのはキライではなかった。自分が異物である感じ…。次々と新しいお客さんが入ってきてオーダーする。その度に私はお品書きに目を落として確かめた。餃子多め、ご飯大盛りの定食が人気のようだった。カレーも美味しいのにね。食事を終えて親和性の高いカフェに行った。ここでは私は浮かない。カウンターには誰もおらず、空気に溶け込むようにして久しぶりに読書をした。騎士団長殺し。巻き戻して読んだり好きな部分を読んだりした。ここに出て来る女の人は、いそうでいないタイプばかりだ。でも免色氏の彼女なら見つかりそうだ。即身仏とか入定という言葉に異様に反応してしまう。生きながらにして仏になろうとする人々…。本を閉じてボーッとした。ストローでアイスティーを口に含んで音楽を聴いた。イベントに誘われていたけれど、断っておいてよかったと思った。誰にも会いたくなかった。にこやかに社交なんて心がヤスリで削られるようだ。以前何かで、人に会うと元気が出るのが戦士系、人に会うと元気を失うのが魔女系、と読んだ。何かのゲームに例えられていたはずだ。自分は戦士系だと思っていたけれど今は違う気がした。それにしてもひどいな…。今の自分はささくれ立っていて、ワガママで、冷酷で、沸点が低い。誰とも先の約束できない。大事な人を大事にできる自信がない…。ごめんなさい、と思った。自分で立て直せる。でももう少し時間が要る…。京都に行ってきたんですけどね。スタッフの女性がそう話し始めて、ふと顔を上げた。また京都だ。