沢渡日記

日々徒然

20180309

昨日の夜、仕事のストレスが蓄積して撃沈した。全く気力が湧いてこなくなり、予定していた作業を途中で切り上げた。疲れすぎているのかもしれない。最終のヨガへ行き、お風呂に入った。お湯の中でぼんやりしながら、私は無能なのだろうかと思った。たいして忍耐力もないし全然ダメなのかもしれない。とうとう被害妄想まで出て来たか…と少しだけ残っている冷静な頭で呟いた。お湯に沈んで仰向けになったりうつ伏せになったり、お湯から出て膝を抱えたりしながら、いつもより長くお湯に浸かった。さっき、恋人に弱音を吐いた。できるだけ重力を持たせずコミカルに。ただ聞いてくれて、笑ってくれてホッとした。ありがたかった。彼は鋼鉄のように忍耐強く、私に一度も弱音を吐いたことがない。恥ずかしいな、と思った。しょうもなく甘えた彼女で。最寄駅を出るとひどい雨が降っていた。傘を持っていなかったので帽子を目深に被った。ブローした髪を台無しにしたくなかった。道の途中、大きな水溜りの前で立ち尽くしていると、後ろから歩いて来たOLさんも立ち止まった。これは突っ切るしかないですねと二人で話した。先どうぞ、お気をつけて。私がいうと、彼女もお気をつけて、とニッコリしてじゃぶじゃぶと進んでいった。長い髪の後ろ姿に続いて、私もスニーカーを水溜りに突っ込んで歩き出した。家に帰って、ぼんやりと深夜のバラエティ番組を観ていた。足が濡れたので、ストーブの前で立ったままリンゴを食べた。iPhoneでなんとなくSNSを眺めていると、友達がしょんぼりしているのを見つけた。少し考えて、大丈夫かと連絡した。早く寝ないとなぁ…と思いながらダラダラしていた。大丈夫じゃないのは自分のほうだ。それでも誰かに寄り添いたかったのは、相手の気持ちがわかりすぎたから。元気がない時に、誰かにフワッと心を抱きしめてもらうこと。今の自分でもそのくらいのことならできるし、その数は多ければ多いほどいいはず…。ベッドに潜ってウトウトしていると、ありがとう、と友達から連絡があった。