沢渡日記

日々徒然

20180322

昨日の夜、シャワーを浴びてから簡単な食事をした。近くの銭湯に行こうとしたけれど祝日で閉まっていた。寝支度を済ませてから、録画しておいた相棒の最終回スペシャルを観た。記者、楓の両親が関西系のヤクザという設定に驚いた。芦名星を見ていて、サバサバした人柄に長い黒髪の女はいいなと思った。運動が趣味でしょっちゅう汗をかく日々を送っていると、ついギリギリまとめられる長さにしてしまう。普段、海藻とタンパク質を意識して摂っているのは髪のためでもある。ただ髪に栄養が回るのはあらゆる臓器で吸収した後なので、美しくコシのある状態をキープするのは難しい。この前、直毛でツヤツヤした髪の女友達に普段使いのトリートメントの種類を話したら驚かれた。それぞれ皆、備わっているものは違う…。しばらく観ていてもなかなかストーリーに引き込まれず、おかしいなと思った。好きな脚本家じゃないのかもしれなかった。シンクの前で水を一杯飲んでボーっとした。今日、恋人と仲直りした。仕分けのことを考えた。彼は耳慣れない単語を口にした。私はへえ…と返事をして、その時はピンとこなかった。たとえば相手が喉が渇いたといったら柄杓で水を汲んであげる。冷たい水を飲んだ相手が喜ぶ。自分が相手を満足させたことを実感する。関係性は穏やかに保たれる。運営すること、デジタルかつシンプルに。それが彼の愛情を示すやり方のようだった。アナログやデジタルというのはただの出力形式に過ぎない。私も相手を喜ばせたいと思っているけれど随分アナログだなと思った。気持ちは伝わっているとしても、自分がしたいことをしているだけなのかもしれない…。テレビの前に戻り、ドラマの続きを身始めた。青木がいつものように騒いでいた。やっぱりこの人は情緒不安定だなと思った。狼が来たと叫ぶ少年のような哀しさがある。衣笠官房長はさりげなく杉本哲太に代わっていた。大杉漣の嫌味なくらい尊大な存在感と低くハリのある声がないのがさみしかった。途中でスッと居眠りしてしまい、電気カーペットの上で目が覚めると午前一時半だった。ストーブを消して、チョコレートを食べて豆乳を飲んだ。歯を磨いてベッドに潜り、また眠った。