2018428

昨日の夜、職場関係の宴席に参加した。割と公的な場だったのでいつもよりシックな服装にした。ぴったりしたタイトスカートに7センチヒール。流石に女っぽい気持ちになるなと思った。周りとさざ波のような談笑をしながら白ワインを飲んた。品良く均等に好意を示す時間。宴の半ば、以前お世話になった人がちょっと休憩させてー、と隣の席に来た。久しぶりにゆっくり話していると、嬉しくて均等どころではなくなってしまった。私は単純な生き物だ。懐いている人のそばにいたら特別な笑顔になってしまうし、そのうち何も話さないでぼんやりして、その人とそれ以外を薄い膜で隔ててしまう。一次会が終わり、皆と別れてスタバへ向かった。今日は一度もコーヒーを飲んでいない。カウンターの前で並んでいると、前に立つサラリーマンが抹茶クリームフラペチーノを頼んでいた。デジャブ…と思った。金曜の夜のせいか客席は混んでいた。マグが揺れないように注意しながら、一つだけ空いていた奥のソファーに座った。ここは一人客が極端に少ない店だ。皆連れとのおしゃべりに夢中で、周りを全く見ていないのが良かった。私は椅子や照明や音楽のような位置づけで存在した。コーヒーを飲むとホッとして、ようやく自分の時間の流れが戻ってきた気がした。この後どうしようかな…と思いながらSNSを眺めて、最近知り合った人に連絡した。この前一度飲みに誘われた時はちょうど友人と一緒でお断りしてしまった。今日は相手の都合がよくないようだった。PM2.5に気をつけて、と結ばれていた。たまに、相手の存在が水のように馴染んでスルスルと仲良くなれる人がいる。男の人も女の人も。彼らとはアウトラインはすっ飛ばしていいよね、という前提を共有できる。特に説明もなく。それは不思議な感覚で、多分動物的なものだ。匂いを嗅ぎ合って、気配を感じ取って、同じ種類の生き物だとジャッジするみたいに。隣の席で向かい合った男の子達が大学の授業の話をしていた。向かいの席でフラペチーノを飲む女の子はつまらなそうな目をしていた。誰かと出会うタイミングや縁の長さは大体決まっていて、自分でできるのは潮目を見ることくらいなんだろうなと思った。コーヒーを飲み切って店を出た。夜風は思ったより冷たかった。今日はもういいかな。ブラブラと駅に向かって歩き始めた。