20180624

昨日の夜、ライブを観に行った。隣には一度話したことのある女の人がいた。声をかけると彼女は私のことを覚えていた。ライブの後、ラウンジでビールを飲みながら二人で話した。彼女は鮮やかな色が組み合わされた小さなバッグを持っていた。色の話の中で、寒色が好きなんです、と私はいった。寒色のイメージ。人も、音楽も。共通の知り合いの話をした。あの人もそう、どんなに明るく笑ってても。私がいうと、影があるよね、と彼女は呟いた。影があるという言葉を久しぶりに聞いた気がした。月の、光の当たらない部分。黒く欠けている部分。それからceroの新譜の話をした。不穏なんです。ある程度ポップに、汎用的になっているから聴きやすいけど…私はたどたどしく話した。すると、このシーン夢で見た、と彼女は静かに微笑んだ。誰かがceroの話をしていた。最近の夢。私は彼女の俯いた横顔を見た。それはよくあることのようだった。店主に二人でお代わりを頼んで、映画の話をした。通らない細い声で彼女は話した。私は耳を澄ませて聴いていた。あなたと話していると私と話しているみたい。彼女はそういった。私はちょっと照れてしまった。