沢渡日記

日々徒然

20180715

昨日の午後、歯のクリーニングへ行った。施術を受けながら窓の外の薄青い空を眺めた。海が見たいと思った。それなら日焼け止めを持ってくればよかった。おろしたてのコンバースじゃなければよかった。麻のパンツもアウトドア用ではなかった。でもキャップをかぶってきたし、何とかなるか。電車に乗って、海が見える駅で降りて、テトラポットの上で炭酸を飲んでボーッとしたい。フロスしますね、衛生士さんに声をかけられて口を大きく開けた。結局、海へは行かなかった。空が曇ってきたからだ。静かなカフェに行き、ランチセットのオムライスを食べた。一週間ぶりのコーヒーはスカスカした味がした。雑誌、アンドプレミアムをパラパラとめくった。スコーグスシュルコゴーデンの写真に見入った。ストックホルムの郊外にある森の墓地だ。ひっそりとしていて、とても美しかった。こんな場所に眠れたらいいと思った。人は死ぬと森に還る、それがスウェーデンの人々の死生観のようだ。それから女性誌で漫画、凪のお暇の記事を読んだ。とても人気があるようだ。ブンさんという男性のキャラクターに絶句した。精神構造が自分に少し似ていた。この人ほど周りがエライことになっているわけではないけれど。