沢渡日記

日々徒然

20180817

昨日の午後、友達とランチに出かけた。住宅街の中にあるその店は、きちんとオシャレだった。幾分セオリー通りという気もした。席について友達は、私はオシャレな小物がよくわからないといった。ディスプレイの仕方も。私もわからないと答えた。家の中と店はまた違うと思うよ。ランチプレートは盛りだくさんだった。お店で焼いたパンの盛り合わせ、鶏肉のソテー明太子ソース添え、ズッキーニと卵のサラダ、洋風のツミレ、小エビと玉ねぎのマリネ、キッシュ。味付けは濃い目でお酒にも合いそうだった。友達はカラオケが趣味で、最近、定期的にカラオケに行く仲間がいると話した。六時間から八時間、カラオケボックスで一緒に遊ぶらしい。すごいねと私はいった。主体はカラオケで出入り自由だから、と彼女はいった。好きな時間に行って好きな時間に帰ってくるし。オニオンの香りがするパンを食べていると、今度初めて、皆でご飯を食べに行く企画があるの、と彼女は話した。私はパンを飲み込んでから少し黙った。なんとなく同じことを考えている感じがあった。カラオケだけにしておいたほうがいいかも、と私はいった。やっぱりそう思う?と彼女は聞いた。私は頷いた。関係は淡めにキープしたほうが楽しさは長く続く、というのが二人の共通の感覚だった。ランチよりもバーのカウンターでするような話だと思った。それからヨガの話題に移った。最近独自にヨガを深めていると私がいうと、ヨガ哲学を学んでみるといいよ、と彼女は勧めてくれた。ヨガの先生である彼女は、毎朝五ターン、太陽礼拝を行うらしい。冷たい緑色のスープを飲み切って、煮リンゴの入ったパンを食べた。甘くて美味しかった。これ美味しいよ、つまんだパンを持ち上げて彼女に見せた。