沢渡日記

日々徒然

20180923

昨日のお昼、秋刀魚を塩焼きにした。青紫蘇を添えて、頭から尻尾まで丸ごと食べた。一物全体。少し物足りなくて、もやしの塩炒めを作り、木綿豆腐をカットして黒豆を乗せた。体がタンパク質を欲している気がした。食後、部屋の掃除をした。隅々まで拭き掃除していたら、クイックルワイパーの在庫がなくなった。ひと段落着くと、iPhoneのケースを外して洗い、Macのキーボードの埃汚れを拭いた。透明なものは透明に、白いものは白く。合間、ACIDMANの赤橙を流した。この人の声は雨降りのようだと思った。しばらく誰にも会いたくなかったけれど、一人だけ会いたい人がいた。数日前から何度も顔が思い浮かんだ。高僧のように徳の高い人。連絡をしてみると、異国にいると返事が来た。旅の途中、あなたと話したいと思っていた。そういわれて、回路のことを思った。生プルーンを食べながら、朝ドラの録画を観た。律くんは風の谷という町に住んでいた。クラシカルで緑に囲まれた素敵な家だった。正人くんは十歳歳上の彼女に夢中だといった。ずっと彷徨っていた正人くんの心がようやく満ちたんだなと思った。よかった。皆、 満ちるタイミングは様々だ。そのために出会いを繰り返すのだろう。私は恋人だった人が満ちていく姿が見たかった。でもそれはずっと先のことなのかもしれない。五時からのヨガのレッスンに出ようと決めて、身支度を始めた。クローゼットから久しぶりにスウェットワンピースを出した。また私は誰かと引き合うのだろうかと思った。縁には順番がある。私が決めるようなことではない気がした。