20181016

昨日の夜、ヨガに行った。みっちり筋肉を動かすと脂を含んだ汗が出た。家に帰って細々とした家事をしたり観葉植物の世話をして過ごした。アイビーの葉はハート型をしていて可愛い。昨日の午後、遊びに行った友達の家にリンドウが生けてあった。好きな花だけれど野草っぽい風情が強く、扱いが難しいと思っていた。葉が取り除かれたリンドウは曲線の美しい細身の花瓶によく似合った。リビングはふわりと樹の匂いが漂っていた。ぐるりと見回すと壁際でアロマオイルが焚かれていた。素敵だ。レコードを聴きながらコーヒーを飲み、ロールケーキを食べた。二人で色んな話をした。ゆったりした午後だった。すとんと椅子に座ってアイビーの細い枝に触れた。生まれたての葉はなかなか大きくならない。小指の先ほどの黄緑色。友達は多分私が好きだった人のことを好きだった。そのことにすぐ気づいたけれど、不思議と穏やかな気持ちだった。洗練された身のこなし、そこはかとなく蠱惑的な匂い。あの人やっぱり素敵だもんね。相手がどういう人かに関わらず、魅力というものはこちら側の防御をすり抜けてくる、と誰かがいっていた。その通りだと思った。