沢渡日記

日々徒然

20181207

昨日の夜、家にまっすぐ帰った。服も着替えず、ばたりとベッドに伏して目を閉じた。寒い。でも頭が痛すぎて動けない。痛み止めを飲まないと…床に置いたバッグを手繰り寄せておにぎりを出して、横になったまま食べた。咀嚼するとこめかみにズキズキと響いた。時間をかけてなんとかおにぎりを食べ終え、這うようにベッドから出てロキソニンと胃薬を飲んだ。歯を磨いて寝巻きに着替えると力尽きてベッドに倒れ込んだ。ネックレスとブレスレットを外したい…でも無理だ。布団の中でうずくまるようにして目をつぶった。頭痛い…。春先にひどい頭痛が起こった夜のことを思い出した。私は別れたばかりの恋人を呼んで、仕事を終えた彼はその足で来てくれた。彼のコートはガサガサとした手触りで夜の匂いがした。あの時のほうがまだ少しよかったかもしれない。今は誰かを呼ぶ気力もないし、ここから玄関まで歩いて出迎える力もない。薬がじんわりと効いて痛みが丸く包まれていった。私はうとうとと浅い眠りに落ちた。