沢渡日記

日々徒然

20180105

昨日の夜、夜の空港にいた。待合のソファーに座り、栗月餅を食べて緑茶を飲んだ。大きな窓の外は真っ暗で、飛行機がゆっくりと進んでいくのが見えた。しばらく昼間にしか飛行機に乗っていなかったけれど、夜のフライトはいいと思った。夜空の中を飛ぶほうが。年末に心理学者の河合隼雄氏の本を読んでから、気持ちのコンディションがあやふやになった。内臓を手で探られて、巧妙に隠していたあれこれが明るみに出てきたようだった。実際にカウンセリングを受けたみたいだと思った。本によるとそういう人は多いらしい。私は私をわかりたくて、そしてここには自分が考えていることが全部書いてあると思った。もしかすると多くを見すぎてしまったのかもしれない。ポーン、と音がしてアナウンスが流れた。フライトは予定通り飛ぶようだ。月餅の包み紙とお茶のペットボトルをコンビニの袋に入れ、充電器のコンセントを外してポーチにしまった。到着したらどこかに寄ってチャーハンを食べようと思った。