沢渡日記

日々徒然

20190113

昨日の夜、友達に会いに行った。初めて行くカフェで、彼女は先に来ていた。こんばんは、ニッコリ挨拶すると、彼女は満面の笑みで迎えてくれた。カウンター席についてカレーを頼んだ。ヨガの後でお腹がすいていた。彼女はたまにクラブイベントで会う綺麗な子で、初めて声を掛けられたのは秋の終わりだった。私の撮る写真が好きだといってくれて、一度ゆっくり話がしてみたいと思っていた。彼女は絵を描く人のようだった。今まで描いてきた作品をまとめたファイルがあるというので、見せてもらった。カウンターの上で一枚一枚ゆっくりと眺めた。ふと、自分の中の余剰を補正なしで出力できる媒体は絵なのかもしれないと思った。これが好き、深い海の底みたい。私は一枚の絵を指差した。音を感じない、ひっそりとした静謐な絵だった。私は食後のチャイを頼み、彼女はコーヒー焼酎を頼んだ。それから二人で色々な話をした。私たちは似ていると思った。でも彼女の方がもっとむき出しで繊細で、そのままの自分を生きようとしていた。それに比べると私はもっと引いて物事を見ているというか、全てを遠景のように捉えている気がした。すっかり仲良くなる頃には閉店の時間で、また会いましょうねと言い合って別れた。