沢渡日記

日々徒然

20190202

昨日の夜、友達と会った。お茶だけど、と彼女はティーカップを持ち上げた。ありがとう。小さく乾杯してカップに口をつけた。私はようやく今の仕事を辞めて転職することに決めた。そのお祝い。お疲れさま、スッキリしたでしょう?彼女はニコニコして聞いた。決めるまで重くて重くて死んじゃいそうだった…と私は答えた。ここまでがキツイからねぇ、でもあとは実行するだけだから、と彼女はいった。確かに気持ちの負担はキレイになくなっていた。そうだねー、私は答えて大きく伸びをした。自分は終わったり始めたりすることへの抵抗が少ない方だけれど、さすがに仕事でそれをやっていいのだろうかという気持ちが常にあった。でもまあいいかなと思ってしまった。生まれて初めて本格的に自分を甘やかした気がした。持ってきたよ。彼女に長い間預けていた花瓶を受け取った。育ちすぎた観葉植物を彼女の家に嫁入りさせて、それを水耕栽培していた花瓶だった。あ、これも。シックにラッピングされたプレゼントを受け取って、包みを開けると葛湯が二種類入っていた。素敵だ。これ飲んであったまるね。そうだ、この前いただいた甘酒美味しかったよ、鮭に塗って西京焼きみたいにしたら美味しかった。彼女はそういってニッコリした。