沢渡日記

日々徒然

20190210

昨日の夜、地の神様に会った。私は水や風の神様に仕える者で、その成り立ちの違いに驚いた。まるで別の生き物だった。その在り方の力強さと、あまりに真摯な姿勢に感動すら覚えた。風も水も流れる。誰と過ごしていても、どこに在ってもそれは通過点で、今の自分に縁があるんだなという感想しかない。都度出会う人に対して自分なりに誠意を尽くし、時期が来たら別れる。それを繰り返してきた私をこの人は見つけた。彼と一緒の時間を過ごす経験が、今の私に与えられた機会なのかもしれない。二人が物理的に知り合ってから随分時間が経つ。でもバージョンが上がるまで本当の意味では出会えなかった…。居酒屋の隅の席で、熱燗をお猪口で飲み、〆鯖のお刺身を口に運んだ。二人で長い時間をかけて色々な話をした。酔った私は仕事の話をして少し泣いた。揚げ出し豆腐を食べなよと彼は静かに笑った。