沢渡日記

日々徒然

20190302

昨日の夜、焼肉屋に行った。網の上で肉や野菜をトングで返しながら、男と話し込んだ。向かい合っていたので、こういう顔立ちの人なんだなと改めて見入った。腑に落ちない話はひとつもなかったし、とても誠実な人だと思った。私はあらゆる美しい気持ちを集結させて体内で天女の像を結び、そっと吐き出した。私はいま目の前にいる男に本当に優しい。ただ自分の態度に隙がなさすぎて、うっすらと違和感を感じていた。過剰に演技をしているような気持ち。でもそんなことはサラッと無視した。久しぶりのデートを楽しむ方が優先だ。