沢渡日記

日々徒然

20180217

昨日の午後、友達とお茶を飲んだ。ゆったりとしたソファーに並んで座って、いろんな話をした。私はカヌレを初めて食べた。気になるお菓子だったけれど、なんとなく今まで機会がなかった。小粒だけれどぎゅっと濃い味がした。前勤めていた事務所のそばに小さいカヌレ屋さんがあったのよ。彼女はいった。懐かしそうに。髪が長くて、ひんやりと孤独を見つめる目をして、でも話しぶりはどこか甘ったるい。妹みたいだなと思った。私は多分一生姉サイドだ。姉ってつまんないなと思うのは、甘える時は常に自覚的だから。どんなに自然に振舞っていても相手のことをよく見ているし、匙加減を常に意識している。これはすでに甘えではない別の何かだ。店を出て、大通りをぶらぶらと歩きながら夜空を見上げた。お酒を飲むかお茶を飲むか、どうしようかと二人で話した。まだもう少し遊んでいたいような気持ち。お腹空いちゃった、と私はいって東の方にある喫茶店を提案した。