沢渡日記

日々徒然

20190420

昨日の夜、満月を見た。最寄駅を出て歩き出すと、いつもより夜道が明るかった。平成最後の満月ですって。さっき友達が呟いたのを思い出した。元号が変わると時代が変わるとは特に思わないけれど、私にとって平成はどんな年だったのかと考えた。時系列の感覚が薄いせいか、記憶はあちこちに星屑のように点在している。昔は内気なのにエネルギーが強すぎてアンバランスだったなと思う。恋愛の仕方もめちゃくちゃだった。なぜか上手いこと聖人のような人を捕まえては好き放題だった。そういえば最近、聖人タイプに出会わない。経験として今の自分にとっては不要なのかもしれない。今はすっかり内気ではなくなり、エネルギーをマイルドに出力するようになった。恋愛がそれほど必要ではなくなった。ずっと望が好きだったけれど、朔がより好きになった。自分はどんどん無の方向に進んでいる気がした。生き物の在り方として、それは多分正しい。月見た?満月だよ!家に着き、ホットカーペットに転がって友達とメッセージのやり取りを始めた。