沢渡日記

日々徒然

20190503

昨日の夕方、西洋占星術の鑑定をしてもらった。いま勉強中なのと彼女は言って、スマートフォンを出して私の生年月日と時間を入力して、ホロスコープを表示した。正円の中に十個の天体がランダムに位置し、赤と青の線で結ばれていた。天体のひとつひとつは見慣れない記号で記されており、ぱっと見では月しかわからなかった。水の元素が一つもないね。彼女はいった。情に溺れないでしょう?そう言われて少し考えた。よくわからなかった。情ってそもそも何なのだろう。一番多かったのが風の元素だった。地の元素よりもさらに。そういえば風が地を吹き飛ばしてしまう出来事が定期的に起こるな…と思い起こしていた。一定期間真剣に積み上げてきたものを、ある瞬間にパッと手放してしまうところがある。躊躇いもなく。行き止まりを感じたらもうダメなのかもしれない。難儀な性質だと思うけれど、自分としてはそれが一番自然な在り方なので仕方ない。あなたには固定の仲間はできなさそうね、流動的…。彼女がいった。私は苦笑した。風がね、とまた思った。私のホロスコープはバランスがいい方らしかった。ここに三角形があるでしょう。金星と海王星冥王星。彼女が指先で青い線を辿るのを見ていた。鑑定がひと段落した後、彼女のホロスコープがどんなものか聞いてみた。かなり過酷な内容で驚いた。試練は土星が存在するハウスにあるのよ、と彼女はいった。