沢渡日記

日々徒然

20191204

コーヒーを淹れて黒豆大福を食べた。テレビでは相棒が始まっている。右京さんと冠城の声を聴いているだけでよかった。ぼんやり仕事のことを考える。お客さんは解決を求めているし、スッキリ納得したくて電話をくれる。できないこともあるけど、できることは極力やりたい。でもそうすると量は捌けない。私はお客さんの役に立ちたいのが一番だ。それはこの先も変わらない気がする。この気持ちを持って別の場所へ移動するもよし。元々、ここにずっといたいという意識は希薄な方だ。浅く淹れたコーヒーは程よく、喉が渇いていたのか一息に飲んでしまった。大福の皮は少し硬くなっていた。子供の頃からずっと、遠くに行きたかった。それは自分が子供で無力だからだと思っていた。今でも常に、どこか別の場所へ行きたい。そして時期が来れば新しい場所へ向かう。終わりはない。あなたはどこにも辿り着きたくないんだよ。そう言われたことを思い出した。