沢渡日記

日々徒然

20191230

夜、ツタンカーメンの番組を観ながら柚子サワーを飲んでいた。湯冷めしないようにフリーズのジッパーを首元まで引き上げる。ミイラにする時、心臓だけを体内に残すのだそうだ。とりあえず私は、自分の心臓のことをどうにかしなくてはならない。彼は縁のある人だ。魂がビリビリと震えた人だ。それはわかっているけれど、どうしたらいいかわからない。私は相思相愛の人に出会うために、恋愛未遂の男子達と別れたのではなかったか。それなのに考えても考えてもわからない。花瓶に生けた黄色の雛菊を眺める。物言わず凛と咲く姿が美しかった。今の私は、彼に恋愛感情はないと思う。でも彼と話していると変わらず楽しくて、すごく仲が良くて、しっくり来すぎる。いっそ相手から何か言ってくれればいいのにと他力本願になる。一方で、本来の目的を忘れてはいけないと思う。彼にとって私がそうなのか違うのか、それは聞いてみないとわからない。いずれにしても結論は出す必要がある。