沢渡日記

日々徒然

20200514

勉強のしすぎと仕事で集中しすぎて完全に脳がキマってしまった。一度居眠りから目覚めてから眠れない。アンビエントを流しながら詩を書き、気持ちを鎮める。詩と写真、どちらかかその両方。私がずっと好きで続けている表現はその二つだ。映像も撮影してみたし音楽も作ってみたけれど、作品の性質にリアルな時間の流れがあるところが合わなかった。なんとなく途中で飽きてしまう。それは他の方に任せて優れたものを摂取しましょう、という気持ち。詩と写真に共通しているところは、ある瞬間を切り取るようにして額縁の中に閉じ込めるところ。額縁の中には深い奥行きがあり、永遠が流れているところ。私が作りたいものはリアルに似た虚構で、うすはりのようなガラス一枚で遠く隔てられているもの。決して手の届かないもの。私は好きな人にも届きたくないんだな。本当のところは。ふとそう思った。私が望んでいるのは多分、気持ちを届けたいのかどうかもわからず、好きになりたいからなっているわけでもなく、ただ訳も分からずに気持ちが溢れていること。そして、相手にも同じように感じてほしいということだ。ただ溢れる。こういうのが誰かを好きになるということなのか、と思いながら途方にくれる。そういう感情。お互いに混乱しながら、うすはりのガラス一枚を隔てている。その片鱗を互いに感じながら何故かさらっと流してしまったりして、また溢れる。まあこんなことを言っているからいつまでも現実が始まらないんだな。