沢渡日記

日々徒然

20201023

食事の後、同期の子達とカフェに行った。一人の子が仕事を辞める理由として、ここにいて、この先でやりたい事のヴィジョンがないと言った。よくわかると思った。自分の仕事のことを改めて考えた。私にも特にヴィジョンはない。ただ、今の仕事は自分の性質がものすごく強く出るので、取り組むべき課題が多いとは思っていた。やればやるほどが浮き彫りになってくる。私が人の話を聞くのが苦手なのは、元々性格が激しくて主張が強く、基本的にあまり人の言うことを聞かないのと、適当にイメージで解釈するから。でも責任感が妙に強くて、きっちりと説明し切らないと気が済まない。もっとグニャグニャとクラゲみたいに形を変えられて、表面的だけではなく真のマイルドになり、15%の遊びを持たせるための訓練が必要だと思っていた。この資格を取りましょうとか、そのような物理的な指標ではないのが大変なところだ。今までこの性質で何となく来れてしまっていたから手を付けずにいたけれど、とうとう癖を治す必要が出てきた。それはあまりに難易度が高いことだった。でもすごく意味があると思ってもいた。そのことを、ここでまだ学ぶことがある、という一言で彼女に伝えた。栗のシフォンケーキを食べながら、私はモンブランがあまり得意ではないと話した。それは自分にとって残念なことで、見た目や名前の響きが素敵なので憧れているのだと。次に彼氏ができたら何かの折にモンブランを買ってきてもらって、食べたらすごく美味しくて、それがきっかけでモンブランを好きになるってエピソートがやりたい。そう思いついて発表すると、もし好きにならなかったらどうするの?と返ってきた。それは想像していなかった。多いにありうる…。帰りがけ、同期の子からハロウィンのキャンディをもらった。細い金太郎飴で、断面に南瓜のお化けやコウモリが書いてある。可愛い。