沢渡日記

日々徒然

20201125

夜、キッチンでツナとトマトのリゾットを作りながらふと思いついた。ずっと一緒にいるパートナーを探すのは、一生使いたい家具や道具を選ぶのと似た感覚なのかもしれない。好きなフォルムで、質が良くて飽きのこないもの。そんなことに今頃気づいてどうするのか、とも思う。今まで誰とも一生一緒にいると想像したことがなかったし、特に望んでいなかった。その上、最近ではソロの匠として自己完結してしまっている。ジャガイモをつぶして牛乳を垂らして練り混ぜる。岩塩を振る。水菜の上に焼いた豚肉と乗せ、しめじのもろみソースをかける。好きな人はできるが付き合いたいとイコールではない。この高等技術を身につけてしまったら、誰とも付き合う必要がなくなった。来年はパートナーがいる予定なのだが、全く先のことは見えない。