沢渡日記

日々徒然

20201231

年越しの晩なので、柏そばを作った。おつゆをしみこませた揚げを乗せて、たっぷり七味を振って食べた。紅白ではPerfumeのメドレーが始まっていた。ちらりと横目で見て、録画のドラマに切り替えた。どこまでも続く浅瀬の海、与論ブルー。木村佳乃はボブがよく似合う。2020年、今年は良い年だった。決して楽だったわけではない。むしろこれまで生きてきた中で一番苦しかったかもしれない。難しい仕事を諦めずに取り組み続けた。好きだった人と心を通じ合せた。私は正直だったし、自分と向き合ったと思う。ただ、今年は次の扉を開けるための真っ暗なトンネルで、重要な通過点だという認識はあった。いつからだろう?わからない。これまで私は自分の幸福を手の届かない先に置いて、遠い星を追うようなことばかりしてきた気がする。星はもちろんいつまで走っても近づかない。なぜなら私が届かないことを望んでいたから。でも、薄々それは違うなとわかってきた。だから好きだった人と離れた。今の仕事からも離れるだろう。私はそろそろ自分の幸福から逃げることをやめなくてはならない。そのリミットがすぐそこまで来ている。