沢渡日記

日々徒然

20210503

雨なので朝から勉強をする。勉強机は壁に向かって配置するのが良い。友達にそう聞いてから、隣の部屋との扉をきっちり閉めて、テーブルの上には参考書、ノート、筆記用具のみ置くようにした。余計なものが目に入らないことが大事なのだろう。セブンのドリップコーヒーを淹れて、SoundCloudでテクノミックスを流す。いつもと同じ匂い、同じ音、同じシャープペンシル。習慣を作ると脳は喜ぶ。そのことも実験の一つだ。勉強がひと段落してから食事にした。午後は気分を変えて読書をする。安宅和人氏の「イシューからはじめよ」。自分の中で神の書と呼んでいる。こんなに面白い本を未だかつて読んだことがない、という意味で。深い問いを立てる練習として、実例をノートに書き出しつつじっくり考える。一番重要と思われる項目に大きな星印をつけた。並行して、自分の感情をベースとした選択についても分析を始めている。例えば何かから圧倒的な刺激を受けた時、脳が処理しきれなくなって盲目的な好きや憧れに置き換わる現象。それを制御しないまま放置すれば、ファンや恋という固執のカテゴリに収まる。脳はその時点で考えることをやめるから、あとはファンとしての、恋愛としての行動を始めるだけだ。その一連の動きがあまりにも安易で、つまらないことだと思うようになった。簡単に置き換えない方法としては、私自身の脳が状況を処理し切れれば良い。そこで、圧倒的な歓喜を感じるものには仕組みが存在する、と仮説を立て、観察を続けることにしている。判断はできるだけ先送りにする…。そんなことを考えていたら昼寝をしてしまい、起きてまた、午前中の勉強の続きを始めた。一つの例題に一時間近くかかり、三問解いてぱったり力尽きた。この三日間で予定よりだいぶ捗ったのでよしとする。パソコンを閉じてパン屋にクリームパンを買いに行った。