沢渡日記

日々徒然

20210912

昨日の夜から小説を書いては疲れて眠り、また起きては書いて眠り、を繰り返していた。お昼前にようやく千七百字ほどの一編が完成した。SFとかファンタジーを描く気は特にないけれど、概念のことを書こうとすると置き換わる誰かが必要になる。村上春樹氏もそう言ってたことを思い出した。昼食の後、おげんさんといっしょを観る。三浦大知くんが尊すぎた。笑顔もダンスもポジティブなエネルギーも。私はたかしこ贔屓なので、毎回最高…と思いながら観ている。藤井隆氏はきっと超真面目だけど、真剣に全力で狂うところが好き。コーヒーを切らしていたので、スーパーでドリップパックの個包装を買う。スイートポテトパイとレモンのパウンドケーキも買った。部屋を即席でカフェ仕様にして、お湯を沸かしながらスライスした林檎に火を通した。お菓子を器にしつらえて、珈琲を丁寧に淹れる。久しぶりに海辺のカフカを読んだ。大島さんとカフカ君が高知までドライブする。夜の高速、シューベルト。好きなシーンだ。立ち上がったついでに気ままに料理を始める。戻しておいたひじきを煮て、青梗菜を刻みニンニクで炒める。卵焼きを作る。食事をしながら久しぶりに逃げ恥の一話目を観た。誰かに選んでほしい…というクライマックスシーンにさしかかり、ドーンと気持ちが落ちた。私は別に誰も必要としてないよ、でも誰かに必要とされることを必要としているんだよ…と強く思った。食後、ウイスキーの水割りにポッカレモンを垂らして、ベランダで煙草を吸った。Jordan RakeiのGoodbyesを聴いた。脳が溶けそうなくらい気持ちよかった。ウイスキーが切れそうなので、家飲みの定番を調べた。TALISKER10年が良さそうだ。アイラモルトも大好きなんだけど、あまり家に置く気にならない。