沢渡日記

日々徒然

20171028

朝、というか昼、目覚めると体が鉛のように重い。枕のそばに置いたiPhoneを手繰り寄せて時間を見る。午後二時半。のろのろと起き上がる。友達から今日のお誘いが二件来ている。珍しい。夜までナメクジのようにダラダラするつもりだったけれど、せっかくの土曜なので起きる。夕方の散歩とお茶のお誘いに返事をして、リビングにトグロを巻いたブランケットをたたむ。マーラカオの空袋がAVボードの上に転がっていて、キッチンのプラごみの袋に入れてそのまま洗い物をする。昨日の夜、イベントに行った。男気のあるテクノDJと知り合った。クラブに着くと、プレイは始まったばかりでフロアはまだがらんとしていた。DJブースにいる彼とフロアの真ん中に立つ私は、原始の会話をした。彼の問いかけに私は踊りで応えた。コミニュケーションは様々で、言葉を尽くしても伝わらないこともあるし、言葉を使わなくてもこうして会話ができることもある。伝え合いたい気持ち次第なのかもしれない。プレイが終わって知人を介して彼と話した。初対面の挨拶と楽しかったプレイのお礼。彼は嬉しそうに笑って私の手を握った。ずっと紙の上の人だったから、三次元の世界で出会い直したと思った。カウンターで冷たいビールを買って喉を潤していると、二番目のDJ のプレイが始まっていた。知り合いの女の子とおしゃべりしながら、彼の二巡目のプレイまで体力が持つかなと思った。