明け方、はっと目が覚めると四時半だった。少しぼんやりして、カーテンを開けて明け方の空を眺めた。暁のグラデーション。こんな世紀末のような状況でも、濃厚接触が命を落とす可能性があっても、全然関係ないんだなと思った。魔女の宅急便観ました？開始七…

今月は仕事と消毒ばっかりしていた。お客さんのことを思いやらずに自分の成績のことばかり追うのは不幸だ。どんどん殺伐としてくるし心が無になっていく。確かに数字は出すことができた。この努力で得たことは沢山あったと思う。

冬に、初めて会ったときの印象がよかったのかもしれない。隣で話しているときの空気がよかった。その人といると私は気合わなくて良くて、素直で補正なしの笑顔が出てくるな、と思った。この前、久しぶりに彼に会った。前よりも髪が伸びていて、いつものくし…

昨日、好きな人に会ったが、最早どのように好きかわからなかった。自分には全く距離を詰めて乗り越えていきたい気持ちはなく、このままでよかった。距離がある方が心地いいことには間違いない。自分には友達が少ない、と彼は話した。その気持ちはすごくよく…

昨日に引き続き、今日も徹底的にのんびり過ごした。昨日癒えたのは表層にある疲れで、さらに体の奥からさらに疲れが出てきて、もっと休むことを欲する感じがある。あと三日くらい休みたい。今の仕事は集中力を要する頭脳労働でとにかくハードなので、完全に…

夜、仕事の復習。あっという間に一時間経過していた。あー早くできるようになって余裕が持ちたい。R1ヨーグルトを飲みながら好きな人のことを考えた。彼に対して私は無力だなと思った。ただ、大掛かりな介在が苦手なのは昔からで、多分変わらないだろう。

スーパーでバターと食パンを買い、フライパンでフレンチトーストを焼いた。これは蒸し焼きなんだな、と知った。紅茶を淹れ、お皿に苺を添えた。フォークとナイフを使って一口ずつ口に運んだ。私の大事な人、あの人への気持ちはすでに恋の域を超えてしまって…

好きな人に会うのは久しぶりだった。顔を見てホッとして、こんな時期だし大事な人の順に会ってる、と私は言った。考えようによっては、ほとんど告白かもしれない。でも恋ではない。うまく説明できない。彼は嬉しそうで、何度もありがとうと言った。それから…

久しぶりに男の人を紹介してもらえる話があった。コロナ騒ぎと仕事で頭が一杯なのとで恋愛のことを全く考えていなかった。そもそも恋愛感情が出てこないので、誰と付き合っても目に見えている。淡くふんわり好きで、ニコニコして優しくして。ならいっそ誰で…