沢渡日記

日々徒然

20200331

明け方、はっと目が覚めると四時半だった。少しぼんやりして、カーテンを開けて明け方の空を眺めた。暁のグラデーション。こんな世紀末のような状況でも、濃厚接触が命を落とす可能性があっても、全然関係ないんだなと思った。魔女の宅急便観ました?開始七分くらいでもう泣いちゃって。彼が言った。ジブリをほとんど観たことなくて、私は答えた。他愛のないやりとり。腕を伸ばして、背の高い彼の頬に触れたいと思った。閉じた瞼の曲線を眺めたいと思った。そういうことなんだな、と気づいた。