沢渡日記

日々徒然

20171124

朝八時半、晴れ。起きたくないー!まだ寝るー!とベッドの中で暴れる。ヨガウェアが切れているから洗濯、病院の予約十一時…仕方なく起き出す。もっと早く寝ればいいのだ、と冷静になる。洗濯機を回し、キッチンでまだ熟れきっていないアボカドの皮をむいて刻み、レンジに一分かける。納豆ともみ海苔を合わせる。冷凍の白米、卵焼き。あっさり朝ごはんながら満足。決め手は海苔だなと思う。多分ミネラル不足だったのだ。 デニムを履きフューシャピンクのニットを着る。マフラー、ニットキャップ、サイドゴアブーツ、リュックも全部黒。本格的に寒くなってきてからグレーより黒を身につけたい気持ち。目の詰まった色だから?わからない。お薬手帳をリュックのポケットに詰め、黒い石のネックレスとシルバーのリングピアスをつけて家を出る。昨日の夜、ヨガの後、オリバーの新作メガネを見に行き、その後喫茶店へ行った。最近常連さんとばったりが多かったので、久しぶりに店主とゆっくり話した。週末に親子ゲンカしてさ!と彼女は怒りながら話し始めた。可愛いっていっちゃダメなんだろうなぁ、と思いながらうん、うん、と話を聞いた。仕事に対する価値観の違いで、自分がやっていることを父は認めないのだと彼女はいった。どんな職業でも自立していれば立派だと思うけどね…お父さんは心配なんだよ。と答えた。折衷案として一流企業に勤める男子と結婚すれば?お父さん喜ぶよ。と勧めると、なんか迎合してるみたいでヤダ!と彼女。そうかーと思う。ふと、彼女は渦中にいるんだな、と思った。生身の人の話を聞いている感じがした。私も生身なはずなんだけど、なんというか視点の話。お父さんも娘もお互いに解ってほしい、どうして解ってくれないの?って思ってるだけなんだよなぁ。お正月は実家に帰らない!と彼女がいうので、意地なんて大したことじゃないよ、挨拶だけでもいいから帰りなさいね、といってみる。ヤダ!向こうが謝るまで帰らない!そんな話を繰り返していたら可笑しくなってきてしまった。私もずっと渦中にいたはずだった。常に主観だけだったし、感情ももっと激しかった。最近自分が半透明になっている気がする。いつから離脱してしまったのだろう。