沢渡日記

日々徒然

20180317

昨日の夜、女友達とデパ地下の出口で待ち合わせた。また冬に戻ったかのような気温で、並んで歩きながら寒い寒いと肩を寄せ合った。空気がパリパリに乾燥していた。マスクしよ。私はハンカチに包んだマスクをバッグから取り出した。炭火焼屋に入ると五十分待ちといわれ、一丁先の創作イタリアンのお店に行った。店は混み合っていたけれど、カウンターがちょうど空いていた。赤ワインで乾杯して、ふたりでメニューを眺めた。前菜盛り合わせ、燻製ポーク、ラザニア、ラム肉のソテー。気圧のせいかな、なんか最近息苦しくない?と私が聞くと、喘息持ちの彼女も同じだった。春にぐっと引っ張られるとき、体調が不安定になる。普段はおへそ辺りにある気の塊りがフワフワと持ち上がって、胸で浅い呼吸をする感じ。前菜盛り合わせのパテにたっぷりマスタードを塗って食べた。ここのマスタードは粒入りも粒なしも大変美味しい。燻製ポークを手で裂いてこれにもマスタード。仕事のことや最近のことなどを話した。家事の話から、洗濯物をたたむの苦手ー、全部ハンガーに吊るしたくなる、と彼女がいった。あの時間ってなんか無駄じゃない?で同意した。私は衣類は丸めて収納する派だ。家事はざっくりやるタイプだけど、最近掃除が好きになった。床の水拭きは特に。無心に体を動かしていると頭がスッキリするのだ。ラム肉のソテーは柔らかくて美味しかった。まだ食べれる?食べれる。白ワインを頼んで、ワタリガニのパスタを頼んだ。夢みたいに美味しかった。さすがにお腹いっぱいだね。うん。コーヒー飲みたいね。仕事終わりに美味しいものを食べたり飲んだりするのって久しぶりだ。寛ぐなぁ…と私が呟くと、よかったねー、と彼女はニコニコした。見慣れた顔なのに飽きない。本当に仲のいい子ってそういう風に見えるのかもしれない。