沢渡日記

日々徒然

20181006

昨日の夜、午前一時に起きた。冷蔵庫からローヤルゼリー入りのエナジードリンクを出して、缶のまま飲みながらメイクを始めた。チーズを食べて豆乳を飲み、ロキソニンを飲んだ。歯を磨いて服を着替え、小さなバックに財布やのど飴を詰めた。午前二時、家を出た。国道に出る前の道で運良くタクシーが捕まり、繁華街方面へ向かってもらった。呼び出されたんですか?タクシーの運転手に聞かれて、いいえ、イベントで、と私は短く答えた。水を飲んでミンティアを口に入れた。病み上がりなのに無理やり遊びに行くことにしたのは、滅多にない機会だからだ。クラブに着くと、ゲストDJのプレイが始まっていた。上着をロッカーに預けてとりあえずフロアへ飛び込んだ。人波をかき分けてブースの前まで行き、DJがプレイしている姿を眺めた。本当にいる…と思った。いつもYouTubeSNSで見ているだけの人だったから。とりあえず喉が乾くまで一度踊ろう。まだ喉の腫れが引いたばかりでリミットは多分短い。最前列で踊っていたら隣によく知ったフォルムを見た。肩のライン、背筋の伸び方、リズムを取る身体の揺れ。暗いので顔は見えなかった。何度かチラチラ見ていたら、恋人だった人だと気づいた。声をかけると彼は驚いた。腕を引き寄せて耳元で、今来たの、と言ってニッコリした。あまりにも自然だと思った。