沢渡日記

日々徒然

20181010

昨日の夜、久しぶりにヨガへ行った。風邪の治りかけと抗生物質のせいかまだ汗は出にくかった。家に帰り、秋の新作ドラマを二つ観た。九時代のドラマでは、歯科医の榮倉奈々がよかった。一見サラッとした大人の女性なのに、頑なでアンバランスで。亀は全然頑張っていない。亀はただ前に進むことが楽しい。亀の視界に兎はいない。一方、兎は亀をを見下すために走る。兎は自分がすごいことを証明したい。高橋一生が淡々と話した台詞をしばらく反芻していた。亀の世界はピュアで美しいなと思った。十時代のドラマは、想像よりずっと静謐でじんわりとよかった。有村架純に恋する男の子の複雑かつ繊細な心の動きを見ながら、あぁ…いいね…と思った。中学三年の頃、私は塾の先生に恋をしていた。卒業後、彼は私の恋人になった。あれは楽しかったな、初めてのことばかりで。彼の書く字を思い出した。角ばっているのに流れるような情緒があって、とても好きだった。