沢渡日記

日々徒然

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昨日の夜、お友達の家にお呼ばれ。ワインがあるというので、ビールを少しとバゲット、金柑とチョコレートをお土産にした。寒い夜だった。玄関で迎えてくれた彼女に紙袋を渡し、リビングに入るとテーブルにはキャンドルがいくつか灯っていた。素敵だ。椅子に着くと、スパークリングワインを開けてくれて乾杯した。冬至ですね。私が言うと、キノコの炒め物に柚子の皮をあしらったものを出してくれた。嬉しい心遣いだ。ビールを飲みながらパクチーと茹で鶏の白滝炒めを食べ、赤ワインを飲みながらポテトグラタンを食べた。どれも美味しくて沢山食べてしまう。デザートに金柑を食べる頃、私はグニャグニャに酔ってしまい、椅子から降りてぺたりと床に座り込んだ。この部屋、とても空気がキレイ…深呼吸して私が言うと、ホワイトセージでスマッシングしたからね、と彼女は答えた。ドライのホワイトセージの葉に火をつけて鮑の貝殻の上に置く。葉が燃えると白い煙がすっと立ち上ってくる。その煙が辺りの空気を清浄にするようだった。お茶飲む?彼女に聞かれて頷くと、菊の花のお茶を淹れてくれた。香り高くて美味しかった。ソファーにコロリと横にならせてもらい、話の続きをした。彼女は自分にとても厳しい。常に学びに励み、様々な経験を積んで自分を向上させて来た人だ。でも周りをぐんぐん置いていってしまう感じはなく、そばにいる相手を自然に包み込むような魅力があった。彼女の静かで聡明な声を聞いていると、気持ちよくなってそのままコトン、と眠ってしまった。 はっと目が醒めると頭の中がスッキリしていた。溜まったキャッシュが全部クリアになったような。子供みたいな顔してたよ、と彼女は赤ワインのすいと呑んで微笑んだ。