沢渡日記

日々徒然

20190301

昨日の夜、ヨガのレッスン。家に帰って簡単に食事を済ませ、林檎を切った。R1ヨーグルトを冷蔵庫から出して、林檎と一緒にテーブルに運び、ぼんやりとテレビをを観た。白紙のような気持ちだった。二月が終わる。明日から怒涛の三月が始まる。仕事の準備は滞りなくしてきたつもりだけれど、やっぱり混乱の渦に巻き込まれるのだろう。毎年のことだ。男のことを少し考えた。あの人のことが好きなのかまだわからない。普段の自分ならあまりそういうことはないんだけどなと思った。

20190226

昨日の夜、ヨガで左の腰とお尻を伸ばしてしまった。腹筋がないのに無理をして片腕支えのポーズをとったせいだ。痛いなー。腰に気をつけながらお風呂に入ったり着替えたりした。家に帰る道すがら、調子よくないなーと思った。結局体の筋が硬くて柔軟性がないから伸ばしたんじゃないか。喉の粘膜もどろっとしてるし気分も憂鬱だ。未来が見えない。いい発想がまるで出てこない…。全部体調なんだよなと思った。胃腸も肝臓も腎臓も疲れてる。時差調整が響いているのだろう。土曜に明け方まで遊ぶの禁止ね。それもこれもストレスが元凶だ。自分の在り方についても見直す必要がある。

20190225

昨日の午後、ヨガへ行った。経絡をじっくり流して内臓の調整を行う。日曜に体をメンテナンスするのは大事だ。スタジオを出て外を歩きながら、なかなか春にならないなと思った。お菓子屋さんでアップルパイを一つ買った。つやつやで美味しそうだ。家に帰って部屋を片付け、転職活動で友達に連絡をした。アップルパイをレンジで温め直し、アイスティーと一緒に食べた。左手の甲に切り傷を見つけた。親指の水かきのそばに二本。何のときにできた傷だろう。窓の外はすっかり日が暮れてしまった。カーテンを閉めて食器を片付けた。お米を研ぎながら仕事のことをまた考えた。自分はどれくらいの厳しさで仕事というものに取り組めているのか。ふと、フェーズが変わったなと思った。今の仕事は自分の中で過去になった気がした。

20190224

昨日の夜、ネイルのメンテナンスの後でバーへ行った。ばったり会った人達とお酒を飲みつつおしゃべり。週末感。隣の人と何の話の流れからか、浮き草の話になった。私には根がないんです。ぽわぽわ浮いているだけ。そういうと、自分を植物に例えるのって面白いですね、と返ってきた。だって我々は霊長類じゃないですか。そう言われて、自分は霊長類の自覚がないことに気づいた。店主に温かい烏龍茶を頼んで、私はライトな話題に切り替えた。会話の濃淡を意識するのは大事だ。向こう側で常連さん達の笑い声が聞こえた。カウンター越しに店主から烏龍茶の耐熱グラスを受け取って、口をつけて少し黙った。この店は自分の実態が必要ないところがいい。お客さんも相手の実態を求めない人が多いし、自分の内臓を好きな形に切り取って見せ合うような会話しかしない。居心地がいい。終電もスルーして遊び続けて、明け方に帰った。

20190223

昨日の夜、友達とビールを飲みに行った。集まるのは秋以来だった。私は黒の生ビールを頼んだ。乾杯して、枝豆や燻製ベーコンをつまみにおしゃべりした。仕事を辞める話になって、男友達が私に聞いた。…さんはどこかに辿り着きたい場所があるの?暫く考えて私は口を開いた。辿り着きたい先は特にないし、辿り着き方もわからない。自分がしたいのは移動かな…。男友達は暫く黙って、わかるよ、といった。自分もそうして来たからと。そうか、この人は私と同じ移動したい人なんだなと思った。女友達は彼と私の話をニコニコと聞いていた。ニンニクの芽の炒め物が出てきて、彼女と美味しいねーといい合った。彼は食べな食べな、と私たちに勧めた。何だか私ばかり話してしまっているなと思った。でも二人とも聞きたがってくれるからまあいいか。楽しい金曜の夜だ。ビールを何杯もおかわりして、久しぶりに相当酔っ払ってしまった。

20190222

昨日の夜、少し多めに仕事をしてからヨガへ行った。今日は満月ですが、新月の願い事は叶いましたか?と先生に聞かれて、ここ二週間のことを思い返した。まだですなぁ…と思った。願い事が壮大すぎたのかもしれない。深く呼吸をしながらゆったり体を動かしていると、仕事で荒れた心が次第に整っていくのを感じた。お風呂に浸かりながら考え事をした。昨日会った友達から、…ちゃんって悩みが少なそうな人生だよね、といわれた。そうなのか???と思った。わりと悩んだりもしていますけど…。もしそうだとしたら、これまでずっと私がしがらみから逃げまくってきたからだと思う。周りの環境もある。親もきょうだいも私に依存してくるタイプではないし、友人もそう、恋人もそう。不思議だ。それは自分の在り方の投影でもあるかもしれない。ただ、しがらみは温もりでもあるから、そういうものも自分はほとんど持っていない。どっちかでしょうなぁ…と思った。私はその日暮らしで漂うように生きているだけで、それに耐えられない人も多い気がする。お風呂上がり、更衣室のロッカーを開けるとiPhoneに何通か連絡が来ていた。えっ?と驚いた。

20190221

昨日の夜、低い夜空にスーパームーンを見た。夜が始まったばかりの繁華街の道路は混んでいて、何度も信号で捕まった。ビルの谷間から大きな球体が浮かぶように見えて、フロントガラス越しに二人であーっと指をさした。旦那がめずらしく出張なんだ。彼女が夜に外出できる日は限られていて、稀な機会だった。美味しいカレーを食べに行こうと約束した。車は繁華街を抜けて幹線道路をまっすぐ走った。助手席の窓にぼんやりと自分の姿が映った。誰かの車で出かけるのは久しぶりだなと思った。カレー屋は小さな店だった。カウンター席につき、私はルーカレーを、彼女はスープカレーを頼んだ。どちらもものすごく美味しかった。評判の店なのだ。彼女にもらった焼きブロッコリーを食べながら、私は男の話を少しした。今回もまた濃いの来たね〜!と彼女は面白そうにいった。村上RADIOで春樹さんもいってたじゃん、それは一生治りませんねって。そうなのか…と答えながら、一定の濃度以上にセンサーが感知している?と思いついた。扉が開き、サラリーマンの二人連れが入ってきて隣の席に着いた。今日ば贅沢しちゃおっかなぁ、と一人が楽しそうに呟いて、店員にオーダーを始めた。ルーカレーにベーコンとチーズのトッピング、チーズはルーにのせてください。美味しそう…私は小声で彼女にいった。ルーにチーズは間違いない、彼女は何度も頷いた。