沢渡日記

日々徒然

20190406

昨日の夜、女友達と食事をした。すっきりしたハーブの香りがするビールで乾杯して、焼売や春巻きを食べた。近況を話しながら笑い合った。久しぶりな感じが全然しなかった。彼女はシンプルな白いシャツを着ていて、春らしくていいなと思った。食事の後、バーへ飲みに行った。ワインを飲みながら、二人で本の話をした。村上春樹騎士団長殺しは最高だといい合った。一番好きな小説は?と聞かれて、海辺のカフカと答えた。実際は一度しか読んだことがないのに不思議だけれど、毎回そう答えてしまう。あのひっそりとした図書館がいいんだよなぁ。そして美しい大島さん、真っ赤なスポーツカー。初期の頃だとダンス・ダンス・ダンスが大好き、というと、彼女は満面の笑みを見せた。ハワイね。そうそう。音楽の鳴っている間はとにかく踊り続けるんだ。羊男の言葉だ。踊るんだ。踊るんだよ。ふと、初期の頃の作品はセックスを死のように描いている気がした。今の作品は生の気配が強い。何がお好きですか?彼女に聞くと、スプートニクの恋火、と返ってきた。ミュウとすみれだ。